UAV測量とは
国土地理院は、UAV(ドローン)を活用した測量に関して平成28年3月に「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」及び「公共測量におけるUAVの使用に関する安全基準(案)」を公表しました。
弊社は、UAVを活用した測量の最先端技術を常に追い求め、高度な操縦技術と安全運用に関する正しい知識を持ったスタッフが業務にあたっています。
UAV(ドローン)測量とは
UAV*測量とは、マルチコプター(ドローン)を利用した空中写真測量です。UAVに搭載したデジタルカメラにより撮影された写真から、空中写真測量を行うことで3次元の数値地形図(デジタル地図)を作成することができます。
当社ではDJI Matrice 200RTKを導入しています。
*UAV:Unmanned Aerial Vehicle、無人航空機
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Matris 200シリーズ|DJI
3次元点群データ
点群データとは、言い換えるなら「ドローンで空中から取得したXYZ軸の情報」のことです。ドローンが気圧計などから取得する高度情報とGPSやGLONASSの人工衛星から取得する位置情報を光学カメラやレーザー測距装置で捉えたデータと組み合わせることで、位置情報をもつ「点の群れ」がデータとしてできあがります。このデータを専用ソフトで加工することで、オルソ画像の作成や、地点Aから特定の地点Bまでの距離の計測や盛土の体積算出、3Dモデル作成、図面作成、出来形管理などが行えます。
オルソ画像
航空カメラで撮影された空中写真は、レンズの中心に光束が集まる中心投影なので、レンズの中心から対象物までの距離の違いにより、写真上の像に位置ズレが生じます。写真に写る対象物が地面から高いほど、また写真の中心から周縁部に向かうほど、この位置ズレは大きくなります。上空から撮影した空中写真では、土地の起伏(高低差)による位置ズレが生じるとともに、高層ビルなどの高い建物や周縁部のとがった山の像は、写真の中心から外側へ傾いているように写ります。
オルソ画像は、写真上の像の位置ズレをなくし空中写真を地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位置に表示される画像に変換(以下、「正射変換」という)したものです。
オルソ画像は、写された像の形状が正しく、位置も正しく配置されているため、地理情報システム(GIS)などにおいて、画像上で位置、面積及び距離などを正確に計測することが可能で、地図データなどと重ね合わせて利用することができる地理空間情報です。
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オルソ画像とは|国土地理院